■ 非合理は経費がかさむ
ある市民会館から、施設空き情報をインターネットに公開する システムの開発について、問い合わせがあった。 ホール・会議室など10の施設に対して、利用時間帯と平日と 土日の利用料金が異なり、利用者の種別によってさらに7通り の利用料金の設定があり、冷暖房の期間料金とマイクなどの付 属設備使用料の自動計算が付随するもので、利用申込みと同時 にリアルタイムで、自動的に空き情報をネットに表示するとい うものです。 ここで、不思議なことが2つありました。 大手の業者は、我々中小企業が提示するお見積もりの10~2 0倍の見積であったとのことでした。 それと利用者の個人情報保護という理由で、構内インターネツ トを構築し、その中で空き情報のみ業者のWEBサーバーへ 送り込み、1日遅れとなってもしかたないとのことであった。 個人情報は手元に置くと、職員の数だけ人的漏洩の危険度は高 まりますし、構内WEBサーバーを立ち上げるとなると基本ソ フト込みで約50万円程度余分に費用がかかることになります。 個人情報保護の内部規定だけでも、より複雑な内規を作り上げ なければなりません。 いずれにせよ我々日本社会はシステム的にはもつと合理的に能 率の上がる方法を割り切って選択すべきではないか。 そして、文化的、人間的な部分にもっと気を使って豊かな社会 になるようようにしたいものと思います。 http://www.kakenk.co.jp/kadai/公共施設予約.html
by it_keiei
| 2005-10-30 16:28
| IT活用経営革新
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